やっぱり魅力的なセフレの存在は良いものだ
職場の先輩が教えてくれた。「俺さ、彼女はいないんだけどセフレは三人いるんだよな」。セフレ、つまりセックスフレンドのことで、恋人とは違って、ただセックスをするだけの関係ということだ。とっても都合のいい関係だ。その先輩に彼女がいないというのは周知の事実であった。しかし、毎日、イキイキ働いている先輩に悲壮感や焦りなどはいっさい感じなかった。そこで僕は思い切って聞いてみたのだった。
「先輩って、彼女が欲しいって思ったことないんですか?」先輩は僕の台詞を一刀両断した。「彼女なんて面倒くさいだけだ。いらん」そこで会話は途切れそうだったが、僕は果敢にも次の質問をした。
「でも、溜まったりするじゃないですか?そういうときはどうするんですか?」僕の予想する答えはこうだった。「まぁ、そういうときは風俗だな」しかし、先輩の答えはこうだった。「俺さ、彼女はいないんだけどセフレは三人いるんだよな」僕には驚きだった。衝撃だったといってもいいだろう。先輩には彼氏持ちの女の子がひとりと、主婦がひとり、あとはフリーの女性と「体だけの関係」のみの女性が三人もいたのだった。「セフレっていうと、なにも会話しないでエッチしてさよならってかんじがするだろ?でも、実際は違うぞ」先輩は饒舌に語ってくれた。
「彼氏持ちの女の子とか主婦の場合は、彼と旦那の愚痴が多いな。それを俺は聞いてあげるわけ。それとか今好きなものとかハマってるものとか聞いたりさ。実際は恋人とあんまり変わんないんだよな」セフレの魅力を語り出す先輩。「まぁ、要は言葉だけだよな。セフレっていうと軽いかんじがするだろ?やっぱり浮気とか不倫だとどうしても重くなっちゃうからさ」「三人目のフリーな女性はどうなんですか?」「今、そこがいちばん厄介なんだ。そいつにも彼がいたんだけど別れちゃってさ。なんか恋人になろうって迫ってくるんだよな」僕には羨ましすぎる悩みなのでした。